クロストーク : 美容皮膚科 指導医×医師(2023年入職)

美容皮膚科のスペシャリストとして。
すべての患者さまのベストな美を実現する。

小林美幸院長 × 森愛里医師

PROFILE

治療の先にある美しさを届けたい

美容皮膚科の道に進んだきっかけを教えてください。

小林院長 :

もともと皮膚科学に興味があり、正常な皮膚をさらに良い状態へ引き上げることに学術的な関心を持っていました。大学卒業後は、大学病院や医療法人で皮膚科の保険診療に従事していたのですが、そのなかで「シミも治したい」といった美容的な観点の相談を度々受けることがあったのです。 そうした声に触れるうちに、「ただ治療するだけでなく、美しさも追求したい」「より患者さまを幸せにする医療を提供したい」という想いが強まり、美容皮膚科の道を志しました。

森医師 :

幼少期から皮膚が弱く、治療を受ける機会が多かったことが、皮膚科医を目指したきっかけです。美容医療の道へ進んだのは、疾患の治療だけでは限界があると感じたからでした。 たとえば、保険診療でもニキビ治療は可能ですが、ニキビ跡が残った方や、さらに美しい肌を目指す方への対応には限りがあります。美容医療では、疾患ごとに制約のある保険診療とは異なり、さまざまなアプローチが可能です。こうした自由度の高さと可能性に魅力を感じ、聖心美容クリニックの門を叩きました。

治療の先にある美しさを届けたい

“一人”では実現できない、美と学び

聖心美容クリニックにおける、美容皮膚科医の特長はなんですか。

小林院長 :

保険診療は、疾患を治すことが目的で、明確なゴールがあります。一方で、美容医療は「美しさを追求する」終わりのない分野。特にアンチエイジングは、老化と向き合いながら、美を維持し、高めていく領域です。施術後に一時的に美しくなっても、適切なケアを続けなければ、いずれ元に戻ってしまうこともあります。 だからこそ、施術だけでなく、患者さまのライフスタイルや性格、経済的な事情まで踏まえた診療方針が欠かせません。こうした視点を大切にすることで、自然と患者さまと長いお付き合いになりますし、日々の体調や生活環境の変化と美の関係にも気づきやすくなります。その積み重ねが、美容医療への理解をさらに深めてくれるのです。 そして、当院では、形成外科と皮膚科が密接に連携し、患者さまの美の実現にトータルで貢献しています。美容皮膚科の医師は独立開業を目指す場合が多いですが、聖心美容クリニックでは形成外科医とチームを組むことで、一人では難しい治療の選択肢が広がります。長期的な美を支えるために、形成外科の視点も取り入れ、最適な美容皮膚医療を提供できる。この環境こそが、聖心美容クリニックの強みです。

森医師 :

美容医療では、診療や施術の方法、使用する機器など、特有のものが多くあります。私も入職後、初めて経験することがたくさんありました。それでも、スムーズに対応できたのは、手厚いサポートがあったからですね。 たとえば、メーカーによる薬剤や機器の勉強会参加や、症例研究用の無料モニターの手配を事務局へ一任できることで、実践を通じて学べる体制を得られてとても助けられました。また、他院では数年で院長に昇格するケースも多く、じっくり成長する時間が限られてしまうことがあるそうです。 さらに、売上を重視するクリニックでは、効率が優先され、学ぶ時間を確保するのが難しいという話も聞きます。その点、聖心美容クリニックには、焦らず学び、着実に成長できる環境があるんです。私のように保険診療から美容医療へ転向する医師にとっても、安心できる体制が整っているのは、大きな魅力だと思いますね。

鼻へのヒアルロン酸注入のトレーニング風景。(森先生)

医師としての成長に必要な、制度や仕組みの心強さ

はじめて美容皮膚科医として働く方へのサポート体制について、詳しく教えてください。

森医師 :

入職当初は、はじめての美容医療への挑戦に不安もありました。けれど、当院の美容皮膚科領域を牽引してきた小林院長の診療を間近で学べた経験が大きな支えになりましたね。 入職後しばらくは定期的に小林院長に同行し、診察前に検査結果やカルテを確認しながら治療方針を一緒に検討。診断では、患者さまに何を質問し、どう説明するのか、施術の流れを含めて自分の目で見て学ぶことができました。今でも、わからないことがあれば何でも相談できる関係性です。診療中に電話で質問することもあります。 ちなみに、聖心美容クリニックでは皮膚科の専門医資格が求められますが、資格維持のために必要な診療の機会や、働き方が十分に配慮されています。資格維持に対しても構えることなく、知識と技術の習得に集中できる仕組みが整っています。

小林院長 :

美容医療の世界では、多額の謝礼を支払って施術の見学を依頼するケースもあるほど、指導の機会を得るのが難しいとされています。そのため森先生のように保険診療の経験が豊富で、医療に真摯に向き合っている方でも、美容医療の世界に飛び込むときには誰しも不安を感じるもの。 だからこそ、当院では、座学だけでなく、実際の症例を通じてリアルな経験を積みながら、オープンに学べる環境を大切にしています。また、私自身が美容皮膚科の知識を手探りで学んできたからこそ、これまでの経験をできる限り還元し、気軽に相談できる関係を築くことも心がけています。当院は学ぶ環境だけでなく、志のあるドクター全員にチャンスがある場所でもあります。私も子育てを経験しましたが、柔軟な働き方を認めてもらえたおかげで、仕事との両立ができました。時短勤務や延長保育代の補助、出張なしの勤務形態など、さまざまな制度があるので、ライフステージが変わってもキャリアを諦めずに活躍できると思いますね。

検査結果やカルテを確認しながら治療方針を一緒に検討。(トレーニング用モニターを募っての勉強会のワンシーン)
検査結果やカルテを確認しながら治療方針を一緒に検討。(トレーニング用モニターを募っての勉強会のワンシーン)

一緒に、人生を豊かにする美の追求を

聖心美容クリニックの医師として心がけていることや、求めている医師像について教えてください。

森医師 :

美容医療の技術やトレンドは常に変化し、学び続けることが求められます。そのため、仕事の時間とは別に勉強会に参加し、症例を学ぶ機会を大切にしています。時には院外の先生のもとへ足を運び、知見を広げることも。 また、聖心美容クリニックには世界中の学会に参加するチャンスもあり、個人では経験できない学びを得られる環境が整っています。まるで大学のように、学んで成長できるのは、当院の大きな魅力ですね。 そして、私自身が美に対してこだわり続けたいと考えています。自ら美しくありたいと願うからこそ、患者さまの「美しさを追求したい」という想いにも共感できるのではないでしょうか。患者さまの期待に応えるためにも、自分も美を楽しみながら、真摯に美容医療と向き合っていきたいです。

小林院長 :

肌の状態は人それぞれ異なり、時間とともに変化していきます。だからこそ、積み重ねた知見やエビデンスを活かしながらも、マニュアル通りではなく、一人ひとりに寄り添う診療を大切にしています。そして、聖心美容クリニックでは、形成外科と皮膚科が連携し、美を総合的に追求する体制を重視しています。そのなかで、皮膚科専門医の存在は欠かせません。 私たちが求めているのは、美容医療が本当に好きで、技術を磨き続けたい、皮膚美容の可能性を広げていきたい、という強い想いを持ったドクター。美容医療に真剣に向き合い、患者さまの気持ちに寄り添える方と共に歩んでいきたいと考えています。私たちと一緒に、人生のすべての時間を豊かにする美の追求をしていきませんか。

国内外の皮膚科学会への参加など、院長であっても学び続けている。(写真は2024年モナコ開催のAMWC参加時のもの)
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