身に付くのは、オールラウンドな技術。人生に寄り添う美容医療の研鑽に終わりはない。

クロストーク : 美容形成外科 指導医×医師(2023年入職)

身に付くのは、オールラウンドな技術。
人生に寄り添う美容医療の研鑽に終わりはない。

伊藤康平院長 × 星野善允医師

PROFILE

誠実に、美の技術を追求していく

美容医療の世界に進んだきっかけや、その魅力を教えてください。

星野医師 :

医療の道を志した当初から、手術の結果が見た目にはっきりと表れる形成外科に興味を持ち、約10年間、形成外科医として勤務していました。そこから、より結果としての美しさや施術の完成度が求められる美容外科へ進みたいと思うようになりました。いくつかの病院をみていくなかで重視していたのは、どれだけ患者さまに誠実であるかどうかです。自由診療である美容医療の世界では、利益を追求するあまりに、適正でない価格設定をしていたり、必要以上のプランを提案するクリニックも残念ながらあるという話を聞いていました。そうしたなか、“まじめな美容医療”を掲げる聖心美容クリニックは、『見積もり以上の金額を請求しない』と明言しており、周囲からの評判も良かったため、信頼できると感じて入職を決めました。

伊藤院長 :

美容医療は、技術的に進んでいると言われながらも、まだまだ奥が深く、さらに幅が広がっていく分野だと思います。症例ごとに最適なアプローチが異なり、流行の変化に加えて、その人に合うかどうかも重要な判断基準になります。また、非定型な手術ばかりなので、一度方法を覚えれば終わりではなく、常に新しいテクニックを習得し、試行錯誤とアップデートを重ねる必要があります。繊細な美を扱うだけに実力やセンスも問われる仕事ですから、自分の腕を磨くという意味では、とてもやりがいを感じられる仕事だと思っています。ある意味で明確なゴールがないことが、20年以上この世界で飽きることなく働き続けられている理由なのかもしれません。

インタビューに答える星野医師

聖心だからできる、オールラウンドな美容医療

聖心美容クリニックの特長や働く魅力はどこにあるでしょうか?

伊藤院長:

一番の特長は、オールラウンドな技術が身につくことです。現在の美容医療業界では、目なら目、鼻なら鼻というようにパーツ毎に専門が分けられてしまい、クリニックとして幅広いメニューを用意していても、一人の医師が全身の手術をまかされることがほとんどない、というケースが増えています。しかし、本当の美しさは、顔や体の全体バランスによって生まれるもの。部分的な施術やその組み合わせだけでは、理想の仕上がりにはなりにくいのです。聖心美容クリニックでは『ワンドクター制』を取り入れ、診察から施術、検診まで、同じ医師が一貫して担当します。そのため、ひとつの施術だけを極めるのではなく、皮膚科なら肌全般、外科なら顔も体も広く施術できるオールラウンドな技術が身につく環境を整えています。当院のように、分野を横断した幅広い技術を身につけられるクリニックは珍しいと思いますね。患者さまにとって本当にふさわしい施術を提案できる医師を目指せることが、聖心美容クリニックの大きな魅力です。

星野医師:

伊藤院長がおっしゃる通り、全身の施術を学べる機会があるのはとても貴重です。たとえば、目だけを整えても、その人の顔に合うデザインでなければ意味がありません。目を整えるなら鼻や口もとのバランスも考え、どこをどのように変えるべきかを総合的に判断する必要があります。パーツ単体の施術提案しかできないのは、医師として正直恥ずかしいとさえ感じますね。また、当院では、オープンに技術を共有し合う文化があります。他の先生方の手術を見学し、学び合うことで、自分の技術も磨かれていく。閉鎖的になりがちな一般的な病院とは違い、ドクター同士の交流や手術の見学が自由にできる風土があるのは大きな強みです。この環境があるからこそ、横断的な技術を身につけ、より本質的な美容医療を提供できるのだと思います。

他の医師の手術見学が自由に行える風土。
他の医師の手術見学が自由に行える風土。

新人も、キャリアを重ねても、学び続けられる環境がある

教育体制や技術・知識が学べる環境についてお聞かせください。

星野医師 :

聖心美容クリニックに入職する前は、保険診療の経験しかなく、美容医療について分からないことも多かったです。しかし、ここにはきちんとステップを踏んで学べる教育体制があります。クリニック全体のオープンな風土に加え、制度もしっかり整っており、美容未経験からでも着実に成長できる環境です。たとえば、『指導医制度』では、入職後に必ず院長クラスの医師2名が指導を担当し、技術チェックを行います。診療後に深夜までオペのシミュレーションを行うこともあり、しっかりフィードバックをもらえるので、技術を磨くチャンスが豊富です。『医師技術管理シート』では、技術習得の進捗が細かく管理され、重要度別に「●ヶ月以内に修得」という目標が設定されているため、成長のイメージがつかみやすくなっています。また、先輩医師のカウンセリングをいつでも聞くことができる体制が完備されています。他院ではあまりない機会であり、内容を学ぶだけでなく、話し方や伝え方も実践的に吸収でき、すぐに活かすことができます。こうした仕組みがあるため、入職したばかりの医師でも、しっかり練習を重ねて技術を認めてもらえれば、新しい施術にもどんどん挑戦できるのです。

星野医師の研究ノート。症例やデータと共に考察も含めて詳しく記述し、復習している。
星野医師の研究ノート。症例やデータと共に考察も含めて詳しく記述し、復習している。
伊藤院長:

ドクター同士の交流が活発であることは、多くの学びの機会を生んでいます。専門分野の異なる医師同士が手術を見学し合い、技術を共有することで、自分の施術にも新たな発見が生まれます。一般的な病院では、医師が個々に診療を行うケースが多く、技術を共有する文化が根付いていないこともありますが、当院ではクリニック全体で医療技術を高める意識が浸透している点が大きな違いです。さらに、院内のSNSを活用した情報共有も活発で、症例報告やリスク症例の相談などが日常的に行われています。対面での学びに加え、チャットを活用することでリアルタイムの情報交換が可能になり、より効率的に知識を深められる環境になっています。また、国内外の学会参加も積極的に支援しており、日本美容外科学会(JSAS)には全医師が休診して参加。皮膚科医は日本皮膚科学会、形成外科医は日本形成外科学会に出席し、常に最新の知見をアップデートできる体制を整えています。海外学会への参加も推奨されており、IMCAS(フランス)、AMWC(モナコ)、ベイカー・ゴードン(米国)など、毎年複数の医師が世界各地の学会に出席する機会も。参加にかかる費用や手続きはクリニック事務局が全て負担するため、知識を深め、技術を高める機会が得やすいと思います。どれだけキャリアを重ねても学び続けられることは、当院の特長ですね。

59th Annual Baker Gordon Educational Symposium(2025年2月・マイアミ開催)。聖心からは3名の医師が参加し、発表内容についてディスカッションも行った。
59th Annual Baker Gordon Educational Symposium(2025年2月・マイアミ開催)。聖心からは3名の医師が参加し、発表内容についてディスカッションも行った。

常に高みを目指し、人生を通じて美を支える

お二人が考える聖心美容クリニックの医師として、大切なスタンスを教えてください。

星野医師:

保険診療は、悪いところを治し、マイナスをゼロにする医療。一方、美容医療はゼロをプラスにし、さらにプラスを伸ばしていく医療です。もちろん、安全が大前提ですが、患者さまが求める結果を出すには、知識や技術を磨き、新しい施術にも積極的に挑戦する、“攻め”の姿勢が欠かせないことを伊藤院長はじめ、先輩医師から学びました。そして手術は、日々の努力と研鑽によって成り立つものです。うまくいかなかった症例があれば、原因を徹底的に検証し、改善を重ねることで理想の仕上がりに近づけるべきです。特に、自主的に学び、細部まで妥協なく追求する姿勢が、聖心美容クリニックでは求められます。平均で満足するのではなく、常に高みを目指すこと。私はそこに大きなやりがいを感じ、情熱を燃やしています。

伊藤院長:

聖心美容クリニックでは、一人ひとりの患者さまと長く付き合うことを大切にしています。そのためには、医師としての人間性を高め、信頼関係を築くことが重要です。だからこそ、施術の必要性やリスク、費用まですべて正直に伝え、本当に必要な施術だけを提供することを心がけています。実際に、10年以上通い続ける患者様が2,000人以上いるのは、その信頼の証です。私たちの美容医療は、一度の施術で終わるものではなく、ライフスタイルに寄り添いながら、長い時間をかけて理想を実現していくもの。年齢やライフステージによって求める美しさは変化し、それに合わせた施術が必要になります。そして、患者さまの想いに応え続けるためにも、オールラウンドな技術と柔軟な対応力が求められるのです。目の前の変化だけでなく、人生を通じて美しさを支えたい――。そう考える人にとって、聖心美容クリニックは最適な場所だと思います。

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