誠実に、美の技術を追求していく
美容医療の世界に進んだきっかけや、その魅力を教えてください。
医療の道を志した当初から、手術の結果が見た目にはっきりと表れる形成外科に興味を持ち、約10年間、形成外科医として勤務していました。そこから、より結果としての美しさや施術の完成度が求められる美容外科へ進みたいと思うようになりました。いくつかの病院をみていくなかで重視していたのは、どれだけ患者さまに誠実であるかどうかです。自由診療である美容医療の世界では、利益を追求するあまりに、適正でない価格設定をしていたり、必要以上のプランを提案するクリニックも残念ながらあるという話を聞いていました。そうしたなか、“まじめな美容医療”を掲げる聖心美容クリニックは、『見積もり以上の金額を請求しない』と明言しており、周囲からの評判も良かったため、信頼できると感じて入職を決めました。
美容医療は、技術的に進んでいると言われながらも、まだまだ奥が深く、さらに幅が広がっていく分野だと思います。症例ごとに最適なアプローチが異なり、流行の変化に加えて、その人に合うかどうかも重要な判断基準になります。また、非定型な手術ばかりなので、一度方法を覚えれば終わりではなく、常に新しいテクニックを習得し、試行錯誤とアップデートを重ねる必要があります。繊細な美を扱うだけに実力やセンスも問われる仕事ですから、自分の腕を磨くという意味では、とてもやりがいを感じられる仕事だと思っています。ある意味で明確なゴールがないことが、20年以上この世界で飽きることなく働き続けられている理由なのかもしれません。
